FU-RIN-KA-ZAN

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村上龍と情報と

村上龍を読んでいる。
何ともなしに仕事を休んだ金曜午前、最寄の区民図書館に初めて足を踏み入れた。正確を期すと踏み入れたのは2回目なんだが、1回目は借りるためのカードすら作らなかったので、図書館に行く目的を達成したとは言えない。
3月下旬の陽気の中、少し古ぼけた図書館には少し古ぼけた本棚に少し古ぼけた本が並んでいて、これまた少し古ぼけた人々が行き交う、それこそ「地元」を強く感じる所だった。自由が丘から徒歩15分であることや、トレンディな子連れ親子から支持を集める地域であることは、少なくともその図書館から推察することは難しい。

図書館の利点の一つは、作家ごとに作品を一覧で認識できる点にあると思う。紙の辞書が電子辞書に勝る点でもあるが、俺はまだまだアナログだ。著者の他作品との関連性や大まかな作風などについては、背表紙を眺めているからこそ飛び込んでくるものであり、アマゾンやWikipediaの作品目録などから同様の効果は期待しがたい。

村上龍だ。これほど女性についての洞察に力を入れている作家だとは知らなかった。とはいえ、小説家とはストーリーを伝える職業であり、ストーリーは人間=男女が作るもの。男性作家の村上龍が女性の分析に力を入れるのはしごく最もなこと、いや、むしろ必須なのかもしれない。
女性の力を認めながら、どうしようも無いオスの行く末を憂う。そんな筋書きながらも、男への同情(見下されてるだけ?)なんかも感じられる、不思議な文章。淡々と、しかし深刻に話が進んでいく。

すべての男は消耗品である すべての男は消耗品である
村上 龍 (1993/09)
集英社


エッセー形式の中、鋭い文章が続く。
「もっとも恐ろしいのは、忘れられることだ。ある情報が明らかになり固定され完全にいきわたると、世間は急速に冷えて、あっという間に忘れようとする。」(P.113)
という論調が繰り返されたのが印象的。

この枠組みから情報について考えると、様々なものが見えてくる気がした。例えば、ブログは、個人が忘れられまいとしている行為なのではないか。人間はそうそう進歩できない。情報の入力が増えれば、結果は浅く広い情報だ。新しい情報が出てくれば、そそくさとそちらに軸足を移して、せっせと浅く広い知識を仕入れ続けなくてはならない。ヒット曲の交代、商品の陳腐化、全てが加速度的に早まっている。

インターネットは果たして人を幸せにしたのか?「あ、便利だな~」なんて思って使う人が増えるうちに、インターネットはより強力なものになり情報が加速された。強力にしてしまった当の本人たちが、今では忘れら去られまいとしてインターネットに依存する。人間の進歩の速度が技術のそれに追いつけるはずもなく、ますます人間への負荷が高まってしまう。そんな矛盾を持っているから、この世界は面白いのかもしれない。
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  • 2008/11/15(土) 21:34:05 |
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系列で30代,40代の転職の準備

系列とは、事業活動を行う上で、継続的かつ良好な取引関係を確保するために築かれる企業間の堅密な関係のこと http://pyruvil.catvtestchips.com/

  • 2008/09/01(月) 08:12:58 |
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